新卒採用で社会人となった学生が入社して、三ヶ月余りが過ぎました。早期離職は各方面で問題になっていますが、数日で辞める学生のニュースが今年は目立っていたような気がします。しかも、自分で退職を言い出せず代行業者を使うという学生もいるということに、衝撃を受けた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
「リアリティショック」とは、学生が初めて社会人になった時に皆が少なからず感じるものです。学生という守られた存在から一転して独り立ちする時には、大きな変化があるものです。それは、社会に出たショックなのか、会社に入ったショックなのか、数日でそれを見極めるのは難しいことだと思います。
先日、新入社員となった学生にインタビューを行いました。その方の周りでは、まだ辞めた同級生はいないとのことでした。そしてその方は、9月までじっくり研修を受けて独り立ちするのだそうです。営業職の同行先で、苦手なコーヒーも絶対に残さないで席を立つようにしています、とおっしゃっていました。それが研修で教わったことなのかは分かりませんが、社会に出たからには違う振る舞いをするのだという思いが伝わってきました。出された飲料を飲み干す是非やその背景はここでは論じませんが、そんな行為の一つひとつにもショックの源は潜んでいるようです。
学生にはリアリティショックを減らせるよう選考段階からの働きかけが欠かせないと思います。また企業も、ジョブクラフティングなどを用いて早期離職を防ぐよう、入社後の研修を丁寧に行う必要があるでしょう。みなさまの会社の新入社員は、今どのように育っていますか?