落語の効用

コラム

暑い季節、夕涼みに落語を聴きに行くのも粋でいいと思います。夏の落語といえば幽霊ものが定番ですが、落語のお題には職業にまつわる話もたくさんあるようです。

宿屋、髪結床、居酒屋、大工、鰻屋などは今もある職業。鍛冶屋、提灯屋、代書屋、飴売り(流し)などは今はない職業。たが屋、羅宇屋、鋳掛屋、早桶屋などは名前だけではどんな職業か想像もつかない人も多いのではないでしょうか。これからさまざまな職業がなくなっていくと予想されていますが、落語のお題だけを見ても今までも職業の出入りは多くあったことがわかります。

ちなみに人材紹介業は「桂庵」と呼ばれていたそうです。家が貧しくて奉公に出たい人と奉公人を雇いたい店の間を繋いだり、結婚相手の紹介をしたり、そして双方から手数料を取っていたそうです。うまいことを言って無責任に繋げようとするので、桂庵口という不名誉な言葉もあったとか。(ちなみにキャリアパースでは離職防止の取り組みをお手伝い。人材紹介は行っていません。)

落語のなかでは、ある大店から不細工な田舎娘という求人をもらった桂庵が、器量良しの女中を紹介してしまうところから職場の風紀が乱れ・・セクハラ防止に乗り出した女将さんが夜に怪しい物音を聞きつけ、番頭さんたちの奇妙な寝たふり作戦で終幕、という今現実にはあり得ない職場の様子が面白く語られます。

落語でしかあり得ない奇妙な話に笑ったら、現実の職場でも面白くできる部分はないか考えてみませんか?面白く仕事ができる領域を探索するためにも、ジョブクラフティングが役に立ちます。仕事が面白ければ内的報酬が上がり、離職防止に繋がります。ぜひご検討を。

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